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平岸配水池耐震改修工事 現場紹介

  • 施工場所
    北海道札幌市豊平区
  • 発注者
    札幌市水道局
  • 工期
    2013年7月~2014年9月
  • 概要
    既設配水池(有効容量29,500立方メートル×1池)RC耐震補強
    1.  躯体工;コンクリート打増、新設せん断補強壁(V=4,282立方メートル)
    2. 連絡管布設;延長16.2メートル(DSPほかφ1500)
  • 担当職員
    扇谷隆所長
    田中直人副長
    西脇盛人主任、飯田百合亜主任(2014年6月まで配属)、佐藤勢係員
現場案内図
※札幌市水道局 工事見学者用資料より抜粋
 
  当工事は、札幌市の4つの基幹配水池の1つで、北区と東区全域をカバーしている平岸配水池の耐震改修である。平岸配水池は4つある池の内、2010年度から実施し既に完了した2池に続いてNo.1池を改修する工事である。No.1池は、約70メートル×80メートルの5,600平方メートルの広さを有し、内部地下空間を224本の円柱で支えられています。耐震補強は、円柱を角柱への打ち増しと底版・側壁の打ち増し、柱間の補強壁の新設である。
工事は、2013年7月に着手し、2014年8月全工程を無事終了した。
平岸配水地底版
平岸配水地(No.1池)底版まで完了
平岸配水地内部改修前
平岸配水地(1号池)内部改修前

【田中副長のコメント】
まるでギリシャ神殿のような様相の地下空間にそびえ立つ円柱が、工事進捗とともに柱間増設せん断壁により迷路のようになり完成を迎えた。
工事期間中は、供用中の3つの池への影響、施工進捗に伴い変化する作業スペースを考慮した効率的な工程調整が課題であった。4つの池では最も古い昭和44~45年に構築された構造物であるため、耐震改修によるRC巻き立て前の事前点検、コンクリート調査・診断を行い、その結果をもとに補修・補強対策を実施した。さらに、寒中コンクリートであるため、あらかじめ3次元温度応力解析にて温度ひび割れの検討を行い、コンクリートの品質確保に努めた。
 また、土木部唯一の女性である飯田百合亜主任が2014年6月まで活躍しており、現場職員・作業員同士が気さくに声を掛け合える、明るい雰囲気の環境を作るのに一役買った。
 工事開始前には、平岸高台・澄川小学校と話し合いを行い、大型車両の通行は通学時間を避け9時以降としたが、北海道札幌平岸高等学校の菅十河(そごう)事務長から得た鹿の出没情報には驚いた。仕事帰りは、澄川駅近郊の札幌で人気の洋菓子店「ろまん亭」でお土産を調達でき、周辺環境も良好であった。
 
  • 2013年10月25日(金)の北海道建設新聞に当工事の記事掲載。
  • 2014年4月4日(金)に北海道インターナショナルスクールの小学生が現場見学会で訪問。
  • 2014年9月14日(日)のTVH特別番組(札幌商工会議所提供) 番組タイトル:『きらり!札幌なでしこ ~職場で輝く女性たち~』に飯田百合亜主任が出演。
耐震改修1耐震改修2
 

配水地内部の耐震改修の作業工程

1 柱部の防水塗膜を人力で除去、床部の機械切削
2 柱部の補強鉄筋を組立
3 柱部の下部コンクリート打設完了
4 柱部の上部コンクリートの打設完了し、底版部のアンカー施工開始
5 底版部の鉄筋組立完了
6 底版部のコンクリート打設完了
7 増設せん断壁コンクリート打設完了
8 スラブ下の伸縮可とう継手設置完了
9 池内消毒作業状況
10 充水・水張試験が開始、充水完了後の水位と24時間経過後の水位に変化ければ水張試験合格

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